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【広島カープ】長野が驚いた、誠也の進化した打撃論

2019年06月28日 01:00

[広島カープブログ]

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抜粋

 逆転のカープが本領発揮だ! 広島が15日のヤクルト戦(マツダ)で最大5点差を追いつき、最後は延長10回、4番・鈴木誠也外野手(24)がサヨナラ2ランを放ち9―7で劇的な勝利を収めた。2本塁打を含む4安打5打点の若き主砲に引っ張られたチームは4連勝で4カード連続勝ち越し。ついに首位巨人を1差にとらえた。

 時計の針が午後10時を回り、鳴り物応援がやんだマツダスタジアムに「ガキーン!」という衝撃音が響き渡った。4時間24分の大熱戦に終止符を打ったのは鈴木の一撃。延長10回一死一塁、フルカウントから中尾のフォークを完璧に捉え、バックスクリーン左へこの日2本目のアーチをかけた。

 初回からエースの大瀬良が2点を先制される苦しい展開。7回終了時に2―7と完敗ペースだった。それでも「あきらめないカープ」を体現していたのが鈴木だ。2点を追う5回には左翼線を破る適時二塁打、5点差の8回には12号ソロを放って猛反撃ののろしを上げた。4点差を追いついた9回は一死一、二塁で中前適時打。とどめはサヨナラ弾。まさに獅子奮迅の活躍だった。

 お立ち台で今季初めて決めゼリフの「サイコーでーす!」を3度叫んだ鈴木には緒方監督も最敬礼で「すごいのひと言やね。さすがカープの4番」とうなるばかり。24歳にして通算5本目のサヨナラ本塁打は、レジェンド山本浩二に並ぶ球団最多タイ。この日の固め打ちで打率3割4分7厘、13本塁打、32打点としセ・リーグの“3冠王”に立った。

 侍ジャパンの稲葉監督からも熱視線を送られ、今や広島の4番から日本の主砲に成長を遂げつつある。そのすごさには、今季から同僚となったベテランの長野も驚きの声を上げていた。

 2月1日の日南キャンプ序盤。鈴木とコンビで練習していた長野は後輩スラッガーのティー打撃に衝撃を受けた。「僕は他人の練習を見てビックリすることは基本ないんですが、正直驚かされたのは外国人を除けば誠也君が3人目。音が違うんです。とんでもない打者になりますよ」と興奮気味に語っていた。

 長野が鈴木以前に「驚いた」という2人とは、巨人時代の先輩である阿部とソフトバンク・内川。「内川さんは機械のような確実性。阿部さんは確実で、かつ力強いことに驚きました。誠也君はパワー。これから確実性が備わったらもう無敵です」と後輩をたたえていた。

 その“確実性”が今季は格段に増している。外野最深部へ打ち込んだサヨナラ弾を振り返った鈴木は「3―2だったので長打というよりか、後ろにつなごうという意識で入っていた」と話した。ミートを心掛けた打球があの弾道とは恐れ入る。

 先月は最大8の借金を抱えた時期もあったが、令和となってチームは9勝3敗1分けとV字上昇。息を吹き返した王者の中心には“無敵の主砲”がいる。


引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00000037-tospoweb-base
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