プロ野球アンテナ

【広島カープ】育成のカープにようやく導入されるもののとは?

2019年12月03日 19:39

[広島カープブログ]

この記事を見る

抜粋

 広島がファーム改革に乗り出すことが30日、分かった。ボールの回転数などを測る「ラプソード」を活用した新グループを創設することを、松田元オーナー(68)が明かした。主な目的は伸び悩む若手や不調に陥った選手の調整と矯正だ。V奪回へ、投手コーチ、スコアラー、トレーナーが三位一体となって、戦力の底上げを図っていく。

 来季V奪回へ、カープがファーム改革に乗り出す。松田オーナーは「新たなグループを作る。(不調に陥った選手を)正しい状態に戻すか変化させる。コーチ、(スコアラーの)映像係、トレーナーを1つのグループにしてやっていく」と概要を説明。ボールの回転数などを計測できる「ラプソード」をフル活用した新グループを創設すると明かした。

 主な目的は不調に陥った選手の「調整と矯正」だ。例えば、1軍実績のある薮田と岡田の再生。薮田は17年に15勝、岡田も同年に12勝を挙げて、リーグ優勝に貢献した。しかし、復活を期した今季はそろって0勝。かつての輝きを取り戻すため、ファームで実戦登板を重ねて1軍に上がったが、結果には結びつかなかった。根本的な原因は何なのか-。来季も不調が続くようなら「ラプソード」も使いながら、徹底的に突き詰めていくというわけだ。

 「ラプソード」ではリリースの高さや角度に加えて変化球の握りも登録。握りを変えた場合のスピン量、回転数などの数値もチェックでき、選手が納得できるように実際のボールと照らし合わせる。「一人の選手と向き合うことが大事。流すなと言っている」と松田オーナー。スコアラー、投手コーチ、トレーナーの3部門が情報を共有して、バックアップ体制を敷く方針だ。

 育成プログラムにもメスを入れる。広島は17年に岡林、藤井黎、佐々木の高卒3投手を育成ドラフトで獲得。2年目を終えて、藤井黎が今秋のキャンプに参加するなど成長の跡を見せているものの、佐々木は今季もウエスタン・リーグ公式戦の登板はなし。岡林は今季限りでユニホームを脱いだ。これまで高卒投手は1年目に3軍で体作りに励み、2年目から自動的に2軍に上げていたが、今後は伸び悩む選手を「新グループ」に入れ、レベルアップを図っていく。

 「育成のカープ」にとって、ファーム組織の充実は欠かせない。選手に寄り添い、さらなる発展を遂げる。
続きを読む

関連記事